絶えず変革が繰り返されるWeb制作・Webマーケティングの業界に携わっていくのであれば、日々の勉強は欠かせません。
勉強というと少し変な感じもしますが、つまり情報収集のことです。

僕たちは専門職の部類になるので、「知らない」「出来ない」がそのまま命取りになります。
生き残っていくためには、毎年のように変わっていくWeb環境に対応していくしかありません。
それは誰かが教えてくれるものではなく、「誰も教えてくれなかった」と嘆いても誰も助けてはくれないのです。
自分で情報を仕入れ、適宜環境に適応していくしかありません。

でも始めは、その情報収集の方法さえ知らないかもしれませんね。
それくらいは早い段階で教えてもらった方が良いです。
なので今回、僕が社内で新人教育する際に伝えている、Webの学習方法について紹介をします。

Web制作系サイトを見る

定期的にWeb制作関連サイトを見て、わからないことは調べる、新しい情報を仕入れる、というのを習慣づけましょう。
「定期的」の頻度は人それぞれですが、基本的には毎日見るものと思ってくれて間違いありません。

制作関連サイト

コリス
http://coliss.com/
定番中の定番です。デザインやコーディングなど、WEB制作に関わる様々な記事を掲載
しています。素材の紹介の時は商用利用可かどうかを明記してくれるのが親切です。

かちびと.net
http://kachibito.net/
WEB制作に関わること以外にも、お薦めのウェブサービスの紹介などもしてくれています。

NxWorld
https://www.nxworld.net/
実践的なコーディングのTIPSを多く紹介しているサイトで、特にCSSに関するものは必見です。

Webクリエイターボックス
http://www.webcreatorbox.com/
書籍も多く出しているManaさんのブログで、デザインからコーディングまで幅広く学ぶことができるブログです。

株式会社LIG
http://liginc.co.jp/
WEB制作だけでなく、ライフハック術なども掲載している、オウンドメディア型ブログ。
基礎的なところからハイレベルなところまで、たくさんの知識が取り入れられます。

SEO関連サイト

最近では、ウェブサイトを作るだけでは足りない、というのが実情です。
ビジネスサイトを作るのであれば、どれだけデザイン性に優れたものであっても、何らかのビジネス的貢献を果たせなければ、悲しいですが他者に負けてしまうのが現実です。
ビジネス的価値を生み出すには制作段階からSEOを意識した作りにしておくことが必要不可欠です。
より深くSEOのことが知りたい、最新の情報が知りたいならこれらもチェックしておくべきでしょう。

海外SEO情報ブログ
http://www.suzukikenichi.com/blog/
SEOは基本的に米国の検索サービスであるGoogleを戦場にしているので、情報の発信も当然英語でなされます。
それを日本語に翻訳した上でわかりやすく紹介してくれているのが、この海外SEO情報ブログです。


Googleウェブマスター向け公式ブログ

https://webmaster-ja.googleblog.com/
こちらはGoogleが公式に日本語でSEOに関わる発信をしているブログです。
更新頻度はそう高くはないですが、「公式情報」なので、あやふやな情報に惑わされないためにも、公式情報はマストでチェックしましょう。

RSSリーダーを使った効率的な情報収集

上記サイトを全て毎日チェックするのは時間がかかってしまうので、自分にとって必要な情報だけを素早く見つけられるようにする必要があります。
その為に RSSリーダーを使用します。

RSSリーダーとは

登録したサイトの更新情報(RSSフィード)を取得して、閲覧できるツールのことです。
オススメのRSSリーダーはFeedly です。今現在、最も主流になりつつあるRSSリーダーです。

Feedlyの使い方はこちら。
http://feedly.tsukaikata.info/

上で紹介しているサイトはどれもRSSフィードが配信されているので、それらをRSSリーダーに登録して、毎日チェックするようにします。Feedlyはスマートフォンでも利用できるの
で、通勤時に電車の中で流し読み感覚で読んでおいて、昼休みに改めてチェック、という使い方もできます。

情報の取捨選択をする

RSSリーダーの購読で大事なのが、「いらない情報は見ない」ことです。
上記サイトを毎日チェックしていると、時間的にどうしても全てをチェックしきれないことも出てくるので、自分が気になるタイトルのものだけを見る、というようにすれば「読まなければ」という強迫観念もなくストレスフリーで購読する習慣がつけられます。

あとで読む系ツールの使用

RSSリーダーを使って気になる記事だけを読むようにしても、それでも全てを読むのは難しい時があります。
そういう場合は、「あとで読む」ように一時保存します。そのための
ツールがあるので紹介をします。

使い方としては、RSSリーダーで気に入った記事があれば、後で時間のある時に読む様に、Pocketなどに「とりあえず保存」をします。
そして、時間がある時に読み返せばいいのです。

「通勤時に電車の中で流し読み感覚で読んでおいて、昼休みに改めてチェック」という使い方に最も親和性の高いツールです。
スマホやPCブラウザのアプリ・アドオンもあるので、これを使うとより便利です。

得た情報の整理

いいサイトやブログで役に立つ情報を見つけても、それを忘れてしまっては何の役にも立ちません。
ですが、人の記憶力には限界があるので、やはり忘れることはどうしても出てきてしまいます。
それは仕方のないことです。
ここで大事なのは、忘れないように努力することではなく、得た情報をいつでも引き出せるように整理をする、ということです。
そのために、以下で述べるツールを活用します。

Evernoteによる情報整理術

Evernote
http://evernote.com/

「すべてを記憶する」がキャッチコピーのクラウド型ノートツールです。
キャッチコピーの通り、自分の記憶の大半をEvernoteに任せることができます。
RSSリーダーや後で読む系ツールで、ひと通り読んで、後で読み返しそうな、保存しておきたい記事をEvernoteに「WEBクリップ」という方法で、Webページをまるごと保存します。

WEBクリッパーDL先
http://evernote.com/intl/jp/webclipper/

一度保存してしまえば、あとは読み返したい時にEvernote上で検索をかけるなどして、いつでも読み返すことができるようになります。
自分でタイトルを改変すると、検索性能がより向上します。「ノートブック」と呼ばれるカテゴリのようなもので、「ディレクション」「デザイン」「SEO」「コーディング」「MT」といった感じでジャンル分けしたり、タグ付けをしておくと、より整理がしやすくなります。

※いつしかノートの数が500以上になる時がくるので、ノートブックをきちんと整理しておかないと後々大変です。

Evernoteはデバイス数制限があるため、それを嫌う場合はMicrosoftのOneNote等が代替ツールとして挙がります。

はてなブックマークによる情報整理術

はてなブックマーク
http://b.hatena.ne.jp/

はてなブックマークはオンラインにブックマークを無料で保存できるソーシャルブックマークサービスの一つで、みんながブックマークしたインターネット上の旬なニュースや情報が集まります。

主な機能

  • 一度ブックマークしておけば、他のPCでも、スマホでも見ることが出来る
  • タグやコメントを付けることでブックマークの整頓をすることが出来る
  • 他のユーザーのブックマークと共有が出来る
  • はてなブックマークのホッテントリを見れば、話題になるトレンドな情報を得ることが出来る

使い方に関しては、基本的な使い方は特に説明が要らないくらいに簡単です。ブックマークするのみです。
chrome等の拡張機能を利用すればワンクリックでブックマークが出来ます。
他のソーシャルサービス等との連携も出来るので上手く使えばとても捗ります。

活用方法

はてなブックマークを利用したWEBの情報収集に関してはテクノロジーカテゴリーのホッテントリの中で興味のあるものを見るのが良いです。
ブックマーク数1,000を超えるような人気記事だけをRSSに登録するようなことも出来ます。

Evernoteとの違い

  • 容量制限やデバイス制限が無い
  • Evernoteのようにオフライン表示の機能は無いのでオンライン環境でのみ使用可能
  • サムネイル表示機能がない
  • よくつけられているタグが表示されるため、タグの命名に悩まない

※Evernote同様、はてなブックマークも適当にタグをつけすぎると後で大変になります。

最後に

人によってやり方は多少違うかもしれませんが、だいたいの人がこんな感じで情報収集をしているはずです。
将来画期的なツールが出ればそちらに乗り換えるだけで、基本的なことは何も変わりません。
これをちゃんと実践出来ていれば大丈夫です。

とても簡単なことですね。