水晶やトパーズといったパワーストーンや、アンモナイトなどの化石や、果ては月から飛来した隕石など、多くの鉱物の販売を取り扱うV様。
ECサイトでの販促のため当社にご依頼頂いていましたが、SEO対策をしばらく続けた結果、検索流入が6倍以上にまで伸びていたので、今回V様の許可の上、紹介します。

サイト状況

サイト形態 ECサイト(インターネット通販)
ドメイン取得 2016年
インデックス数 8,080P
対策の主要キーワード 天然石,ルース,原石,etc
対応前の検索流入数(月間) 991セッション
対応後の検索流入数(月間) 6,670セッション
CMS EXPRESS DESIGN for Net Shop

現状確認で驚いたナビゲーションメニュー

実は、自分に担当が回ってきたのは前任者の退職がきっかけで、自分は引き継ぎでの対応でした。
まずは現状確認から入りますが、まず最初に驚いたのが商品数・・・とナビゲーションの数の多さ!!

その当時の商品数まではちょっと記憶していないのですが、今の時点で1万点以上あります。
あまり詳しくはないのですが、鉱物ってこんなにたくさん商品数があるものなんですね。

ナビゲーションが本当にすごくて、いわゆる逆L字型のナビゲーション構成なんですが、商品数が膨大なので、サイドメニューに掲載された商品カテゴリが、尋常じゃない長さになっています。
WAYBACKで探しても過去のWebデータが残っていなかったので、お見せできないのですが・・・
メインコンテンツページよりも大幅にサイドメニューが長く、どれだけスクロールしてもメニューの下まで行き着かないという状況でした。
多分下に行き着くまでに10スクロール以上はしていたと思います。。

というのも、使用しているカートシステムの仕様なのか、第二回層第三階層のカテゴリが全て表示されてしまって、アコーディオン型メニューの様に下層カテゴリを非表示にできない仕様だったんですね。

最初の1ヶ月の対策

何度か仕様のカートシステムの仕様を確認してみたのですが、どうやらカートシステム自体にはそれを改善する機能は存在していないようでした。
「仕様」と諦めざるを得ない状況です。

一旦そこは半ば諦めて、別の方向の対策を取ることにしました。
やはり着目すべきはタイトル周り。

その当時は鉱物のマニア層ではなく一般的なライトユーザーを狙って「天然石」や「ブレスレット」といったキーワードでSEO対策をしていたようです。
まずはそこを中心にタイトル周りを見直します。

ただ、パワーストーンブレスレットという商材は競合も物凄く多いので、よほど競合との差別化が図れないと厳しい傾向にあります。
やはり競合が厳しいのか、タイトルを変更しても思うように順位も伸びず、アクセスも変化がありません。
思うように順位が伸びない

方針変更でマニアック層にターゲットをシフト

このままでは改善の見込みが見えませんでした。
もちろん、SEOを任せて貰っている以上は頑張らないといけないのですが、結果が出ない場合に一番損をしてしまうのはクライアントさんです。
このままの方針でいても、クライアントさんの為にならないと判断し、方針変更としてキーワードの提案をしました。

そこで快く提案を承諾してもらえたので、ターゲットをよりマニアック層に合わせて「ルース」や「原石」といったキーワードを選択。
競合サイト数は500万~800万。
少なくはないですが、クライアントさんの専門性のある商品展開ならこの難易度でもいけるだろう、と踏みました。

キーワード変更でいきなり検索上位に表示される

方針変更で検索流入が6倍に

結果は大当たり。
いきなり上位表示しています。
まぁ元々関連性の高いキーワードということで判断されていたんだと思います。
そこを最適化してやるだけで結果が出ました。

キーワードの順位は正直、結果だけを見れば「出来て当たり前」みたいなものなのですが、それに合わせてタイトルの見直しも図りました。
それによってアクセス数は大幅アップ!

本記事名にもあるように、結果的に対策開始当初と比べて検索流入のセッション数が約6倍以上にもなりました。

対策初期とその後の比較

対策初期とその後の比較

これは、タイトル設定を見直したことでCTR(クリック率)が上がったことと、ロングテールキーワードでの対策が進んだことが要因ですね。

セッション数の推移

セッション数の推移を時系列にするとこんな感じです。
2018年の10月末から急激にセッション数が増えているのが分かります。

検索流入が6倍に増えた鉱物ECサイトの事例とSEO対策内容 セッション数の推移

ECサイトの場合、僕のタイトル設定の鉄板はこうです。

【トップページ】
<title>SEOキーワードを含んだPR文【サイト名】</title>

【カテゴリページ】
<title>カテゴリ名|SEOキーワードを含んだPR文【サイト名】</title>

【商品詳細ページ】
<title>商品名|SEOキーワード一部【サイト名】</title>

カテゴリ名や商品名の文字数によって多少変化しますが、ベースはこうなっています。
こうすることで、上手くSEOキーワードを混ぜつつ、CTRを稼げるんですね。

検索パフォーマンス

Google Search Consoleによる検索パフォーマンスは次のようになっています。

検索流入が6倍に増えた鉱物ECサイトの事例とSEO対策内容 検索パフォーマンス

いずれも高いCTRと掲載順位であることが確認できます。
サイト名/屋号名ならまだしも、商品名である「ウラン鉱石」で40%を超えるCTRを記録しているのは驚異的です。
楽天などの大手ショッピングモールよりも高順位であることが高いCTRに繋がっているのだと思います。

その後のクライアントさん

順位も向上し、アクセス数は当初の6倍以上まで伸びましたが、実はその後も継続的にお問い合わせを頂いています。
最近は「アクセスをもっと増やしたい」ということで、SNSの活用方法やロングテール展開を狙ったブログの書き方をアドバイスさせて頂いているのですが、すぐに実践してくれるので、コンサルタント冥利に尽きます。

やはり、我々が行うのはあくまでもコンサルティングなので、クライアントさんがそれを実践しなければ先に進めないこともあるんです。
でも、このV様の場合は、こちらの提案からの改善レスポンスがとても早いので、このまま長期的に続けていけば、間違いなくもっと良くなっていくだろうと思います。

まとめ

今回は自分の中でもECサイトの良い対策実績になったかなと思います。
さて、今回の対策事例のまとめです。

  • 結果が見えない時は潔く方針変更する
  • 方針変更に合わせてタイトルタグを最適化すればCTRは上がる
  • 「専門性」は重要なファクター
  • 商品ページのタイトルタグ商品名重視+サイト名を完結に
  • カテゴリページはPR文も少しタイトルタグに入れる