マーケティングを行う際に作成する「ペルソナ」は企業の商品やサービスのユーザーとして想定している人物モデルを意味します。
また、作成することにどんな意味があるかというと、ユーザーのニーズを把握し共感できる価値を提供しやすくなります。

ペルソナの意味を正しく理解して、作成することでマーケティングを成功に導くことができると言われています。

今回は「ペルソナ」について詳しく解説していきますので、ぜひマーケティングに活かしてくださいね。

ペルソナの意味

マーケティングにおける「ペルソナ」の意味は企業の商品やサービスのユーザーとして想定している人物モデルです。

この商品はこんな人に販売していきたい。
このサービスはこういう人に必要なはずだ。

と各商品やサービスごとユーザーの人物モデルを設定していきます。

人物モデルを設定するのにターゲットという言葉もありますが、「ターゲット」と「ペルソナ」は設定が異なります。

ターゲットの場合は「20代女性」のような層で設定するのに対し、ペルソナの場合はより詳細に「個人」として人物像を設定していきます。
「どんな人に」という曖昧な設定ではなく、「この人に」と言い切るくらいの詳細な設定になります。

実は、一昔前であればターゲットユーザーの層を設定して販売すれば商品やサービスが売れていた時期もありました。
しかし、現在は消費者がより個性化してきており、ユーザーのニーズも多様化しているため、上記のようなターゲットの設定だけでは販売するのが難しくなってきています。

なので、販売を想定している人物像を大袈裟に言うと「たった一人」まで絞り込んで設定する必要があります。
その絞り込んだ人物像の設定を元に作成するのが「ペルソナ」になります。

では実際にはどのようにして設定し、作成していくのでしょうか?

ペルソナの作成方法

ペルソナを作成する場合は以下の順で行っていきます。

  1. データ収集
  2. 情報整理
  3. 具体的な組み立て

では順番に説明していきましょう。

データ収集

ペルソナの人物像をしっかりと設定するためには客観的なデータ収集が必要になります。

ペルソナを作成する時点で、恐らくざっくりとしたターゲットは決まっているかと思いますので、社内で商品やサービスと直接関わりがなく、ターゲット設定に近い人物にアンケートやインタビューを行うことは非常に有効です。
直接関わりのない人に聞くことでよりユーザーに近い情報を得ることができます。

時間的にインタビューなどが難しい場合は、既存ですでに公開されているアンケート結果や分析結果を参考にすると良いでしょう。
既存のデータを利用する場合はデータの信憑性や有効性に注意して利用しなくてはなりません。

また、アクセス解析から得られる情報も大変貴重なデータとなります。
その際は、いつどんな人がどのページにアクセスして何をみて、何を買ったかを解析し、ユーザーの行動や興味・関心を把握することが大切です。

情報整理

データ収集よって得られた情報を整理していきます。

ペルソナを設定する際に必要となる項目は以下の10項目と言われています。

  1. 基本情報(年齢、性別、住所など)
  2. 学歴・職業(大学・学部、仕事内容・役職)
  3. 人間関係(恋人・配偶者・子供の有無、家族構成)
  4. 生活パターン(平日・休日の過ごし方)
  5. 性格(価値観・考え方)
  6. お金関係(世帯収入、貯蓄、借金など)
  7. 趣味や興味の対象、やりたいこと
  8. インターネットの利用状況・時間
  9. 情報の入手方法
  10. 所持しているデバイス

上記に照らし合わせて例として整理してみると、このような感じになります。

  1. 25歳、男性、都内在住実家ぐらし
  2. 〇〇大学△△学部卒業、システムエンジニア・役職なし
  3. 彼女なし・いない歴3年、父・母・妹の4人家族
  4. 平日:9時~18時まで仕事、毎晩晩酌、休日:録画したHDDの鑑賞、ゲーム、サッカー
  5. 真面目な性格、持ち物にこだわりあり、より良いものを使いたい
  6. 年収350万、貯金50万
  7. TV番組、ゲーム、海外サッカー、お酒
  8. 平日:仕事の休憩中・帰宅後、休日:海外サッカーの動画・ネットサーフィン。一日平均3時間位
  9. TV番組、ネット
  10. iPhone、PC

情報を箇条書きで整理することで、おおよその人物像が把握できます。
これで、おおよその人物像が設定できたので、次は具体的に組み立てペルソナを作成していきます。

具体的な組み立て

整理した情報を元に文章として組み立てていきます。
より具体的に人物像がイメージできるように、写真を付け、名前・ストーリー・エピソードなどを考えるとより有効なペルソナ設定になります。

  • 名前:山田太郎
  • 性別:男性
  • 年齢:25歳
  • 住所:東京都世田谷区
  • 仕事:IT企業でシステムエンジニアをしている
  • 世帯年収:350万
  • 最終学歴:〇〇大学△△学部
  • 家族構成:父・母・妹、彼女なし
  • 平日の過ごし方:朝7時に起床し朝食、電車で30分かけて9時に出勤18時に退社。19時頃帰宅しお風呂に入った後晩酌を開始。
  • 休日の過ごし方:録画したHDDを鑑賞、ゲームをする。土日どちらかは社会人サークルでサッカーをする。
  • やりたいこと:海外サッカーを現地で観戦。そのための貯金50万あり。
  • ネットの利用:仕事の休憩中、通勤時間に利用。自宅では帰宅後に利用。プライベートな利用は1日3時間程度
  • 情報の入手方法:TV、ネットが中心。雑誌はあまり見ない。
  • 所持デバイスの利用シーン:iPhoneは仕事中、自宅ではPCを使う。

このように文章で組み立てます。
さらに商品・サービス購入に至るまでをストーリーでまとめるとより具体的なペルソナになります。

上記の情報を元に作成したサンプル画像はこちらになります。

これでペルソナ作成は完了ですが、作成をする際に気をつけなくてはいけないことがあります。
それは思い込みや希望を反映させないことです。
あくまでも集めた情報を元に客観的に作成することが大切で、作成者のイメージを反映させすぎてしまうと、実際の商品やサービスを購入する人物像からかけ離れてしまいます。
より正確にペルソナを作成するためにSNSやブログ、インターネット上の口コミなども活用することもおすすめです。

また、日々ユーザーの環境や、情報は変化してくためペルソナは定期的にブラッシュアップすることが重要です。
一度作成したペルソナをずっと使い続けられることはまずありませんので、状況に合わせてブラッシュアップしていきましょう。

まとめ

今回はマーケティングにおけるペルソナの正しい意味と、具体的な作成方法を説明してきました。

最後にもう一度要点をまとめます。

  1. ペルソナの意味は「企業の商品やサービスの顧客として想定している人物モデル」
  2. ペルソナの人物像はできるだけ詳細に設定する
  3. 作成する際は、「データ収集・情報の整理・具体的な組み立て」の順で行う
  4. 作成者の思い込みや希望を反映させない
  5. ペルソナは定期的にブラッシュアップする

現在はユーザーが多様化しており、マーケティングを成功させるには、ユーザーのニーズをしっかりと把握しなくてはなりません。
代表的なユーザーをペルソナとして作成し活用することでユーザーの共感できる価値を提供することができます。

ペルソナ作成は手間と時間がかかりますが、正しい意味を理解し有効的なペルソナが作成できれば、マーケティングを成功に導くことができるのではないでしょうか。

マーケティングに関しては下記の記事もぜひ参考にしてみてくださいね!


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