モバイルSEO

スマホ対応がSEOに関係?モバイルSEOとは!~新人Web担当者が知っておきたいこと!~

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近年、モバイル端末の普及率が飛躍的に伸びています。
日本国内では、2017年に「モバイル端末」が「PC」の保有率を上回ったと総務省が発表しています。

こうしたデバイスの保有率の変化に伴い、今後、モバイルサイトを利用するユーザーがますます増加するかと思います。

その為、新しくWeb担当を任された方、これからなる方は「モバイルSEO」についてしっかりと理解した方が良いでしょう。

この記事を通じて、皆さんが「モバイルSEO」について、少しでも理解を深めていただければと思っております。
ぜひ、ご参考ください

モバイルSEOとは

モバイルSEOとは、モバイルサイトの検索順位を改善するために行うSEO対策のことです。

日本を含む10カ国で、モバイル端末からの検索数がPCを上回ったと2015年5月にGoogleが公式発表したように、スマートフォンやタブレットの普及に伴い、モバイルサイトの閲覧数が爆発的に伸びています。

このように、モバイル端末の普及率が増えた今、モバイルサイトを閲覧するユーザーのニーズに応えるためにも、PCサイトのSEO対策に加えて、モバイルサイトにもSEO対策を行うことが重要になってきています。

モバイルの検索結果に対するGoogleの取り組み

Googleがモバイルの検索結果に対して、今までどのような取り組みをしてきたのかを「モバイルフレンドリーアップデート」と「モバイルファーストインデックス」に触れて紹介していきます。

「モバイルフレンドリーアップデート」と「モバイルファーストインデックス」は似たような言葉ですが、意味が異なるので混同しないように注意が必要です。

下記で詳しく解説していきます。

モバイルフレンドリー アップデート

モバイルフレンドリー アップデートとは、モバイル版の検索結果のみに関係するアルゴリズムです。
モバイルサイトの見やすさや、使いやすさを評価基準に掲載順位が引き上げられます。
このアルゴリスムは、Googleによって2015年4月21日に導入されました。

Googleはモバイルの見やすさや、使いやすさの基準として以下を挙げています。

  • テキストが読みやすいこと。
  • 横方向のスクロールが発生しないこと。
  • 簡単にタップできるように、タップ領域の間隔が適切であること。
  • Flashなどの再生できないコンテンツがサイト上に含まれていないこと。

Google ウェブマスター向け公式ブログ(モバイル フレンドリー アップデートを開始します)より

モバイルフレンドリーがGoogleによって実装されて以降、モバイルサイトに対応しているWebサイトはモバイル端末の検索結果で上位表示されやすくなりました。

このように、モバイルフレンドリーアップデートは、モバイル端末での検索時のみに関係するものでした。

つまり、この時点では、検索エンジンの評価の軸はあくまでPCサイトで、モバイルフレンドリー評価を追加しただけでした。

モバイルファーストインデックス(MFI)

モバイルファーストインデックス(MFI)とは、PCサイトのコンテンツよりもモバイルサイトのコンテンツを優先的にインデックスするというものです。
このアルゴリズムは、モバイル検索の増加に伴いGoogleが2018年3月27日に導入しました。

モバイルファーストインデックス(MFI)の特徴としては、下記のようになります。

  • モバイルサイトを評価の基準として扱い、PCサイトの評価はセカンダリ(副軸)になる。
  • PCサイトのみの場合、検索エンジンはPCサイトをインデックスして評価をする。

Google ウェブマスター向け公式ブログ(モバイル ファースト インデックスを開始します)より

このように、PCサイトとモバイルサイトの評価基準では、モバイルサイトが優先的に評価されるようになりました。
このアルゴリズムのアップデートで、今すぐにモバイルサイトを作成した方が良いと思った方もいるはずです。

しかし、PCサイトをモバイル対応しても、モバイルフレンドリーでなければ、モバイルの順位だけではなく、PCサイトの検索順位まで下がってしまう可能性があります。

その為、モバイル端末からの閲覧数は増加傾向にあるものの、コストをかけてモバイル対応をしたところで、それに見合った費用対効果が得られないかもしれません。

大切なことは、管理しているサイトがPCサイトのみの場合でも、しっかりとSEO対策をすることで検索順位を上げ、反響を伸ばすことだと思います。

また、モバイルサイトを運営したいとお考えの方は、必要なコストやサイトの構成などの計画をしっかりと立てて対応をした方が良いかもしれません。

モバイルモバイルファーストインデックス(MFI)についてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事をご参考ください。

Googleが推奨するモバイルサイトの3つの運用方法

モバイルSEOでは、以下のような方法でモバイル向けページを実装し、ユーザービリティを高めることが重要となります。
ユーザビリティとは、サイトの使いやすさや見やすさのことを指します。

下記が、モバイルサイトを運営する上でGoogleが必要だと推奨する3つの設定方法です。
ご参考ください。

レスポンシブウェブデザイン

レスポンシブウェブデザイン

レスポンシブウェブデザインとは、パソコン、タブレット、スマートフォンなどに関係なくユーザーが閲覧しているブラウザの幅に合わせて、コンテンツの配置やサイズを調整し、閲覧しやすくする手法のことです。

動的な配信(ダイナビックサービング)

動的な配信とは、ユーザーから同一URLにアクセスがあった時に、ユーザーがどのような環境でアクセスしているのかの情報を判別して、異なるHTMLファイルを配信することです。

例えば、ユーザーがPCからアクセスしてきた時には、PC用のサイトを表示、モバイル端末からアクセスしてきた時はモバイル用のサイトを表示します。

別々のURLで配信

別々のURLで配信

別々のURLで配信とは、PC用のURLとモバイル用のURLを別々に用意することで、それぞれのデバイスのアクセスに応じたサイトをユーザーへ配信することです。

モバイルSEO対策は何をすれば良い?

ここまで、Googleの「モバイルフレンドリー アップデート」「モバイルモバイルファーストインデックス(MFI)」などの取り組みや、どのようなモバイルサイトが推奨されるかを説明してきました。

しかし、モバイルSEO対策は具体的に何を行えば良いのでしょうか?

基本的なモバイルでのSEO対策について解説をしていきます。

アノテーションの記述

PC用のサイトとモバイル用のサイトを別々のURLで配信している場合、コンテンツの内容が同じになります。
これでは、検索エンジンに重複コンテンツとみなされ、両ページの評価がつかなくなる可能性があります。

その為、PCサイトとスマホサイトの関係性を検索エンジンに伝えるのに「アノテーション」という記述を行い、URLを正規化する必要があります。

記述方法は、下記になります。

記述例

URLの正規化を行うには、両サイトのHTMLに下記のようにアノテーションタグを記述する必要があります。

例えば、PCサイトのURLである「http://www.example.com/」で、モバイルサイトは「http://www.example.com/sp/」のURLの場合、下記のような記述になります。

<!--PC用ページ-->
<head>
	<link rel="alternate" media="only screen and (max-width: 640px)" href="http://www.example.com/sp/" />
</head>
<!--モバイル用ページ-->
<head>
<link rel="canonical" href="http://www.example.com/" />
</head>

PC用ページの「link rel=”alternate”」にはモバイルサイトのURL、モバイル用ページの「link rel=”canonical”」にはPC用のURLを記述します。

また、この2つの記述を両ページに適切にしなければ、URLの正規化はできないで注意が必要です。

リダイレクトの記述

アノテーションと同じように、PC用のサイトとモバイル用のサイトを別々のURLで配信している場合、リダイレクトの設定を行う必要があります。
リダイレクトとは、指定したサイトのページから自動的に他のサイトのページに転送させることをいいます。
PC用のサイトとモバイル用のサイトを運営している場合、異なるデバイスからアクセスに対して、適切なサイトURLに転送することができます。

例えば、下記のようにPC用・モバイル用のサイトURLがあるとします。

  • PC用サイトのURLが 「http://www.example.com/」
  • モバイルサイトのURLが 「https://www.example.com/sp/」

この時、モバイル端末からPC用のURLである「http://www.example.com/」にアクセスをすると、モバイル用の「http://www.example.com/sp/ 」のサイトへ移動します。
PCからアクセスをすると、「http://www.example.com/ 」のままサイトが表示されます。

このように、リダイレクトを記述することで、ユーザーが異なるデバイスからアクセスした場合でも、適切なサイトのURLがユーザのデバイスに表示されるようになります。

記述例

リダイレクトを行う場合、下記のように「.htaccessファイル」に記述してください。
「.htaccessファイル」について詳しく知りたい方は、次の記事をご参考ください。

RewriteEngine on
RewriteCond %{REQUEST_URI} !/sp/
RewriteCond %{THE_REQUEST} !^.*\.(jpg|gif|png|css) [NC]
RewriteCond %{HTTP_USER_AGENT} (iPhone|Android.*Mobile|Windows.*Phone) [NC]
#RewriteCond %{QUERY_STRING} !mode=pc
RewriteRule ^(.*)$ /sp/$1 [R=302,L]

リダイレクトの記述には、いくつか種類があり、転送のケースごとに記述の方法が異なります。
この場合は「301」「302」の2つの方法でリダイレクトを行うことができます。

フォントサイズ

フォントサイズは14px~16px程度にすることがおすすめです。
文字の大きさが小さすぎるとユーザーにとって見にくいサイトになってしまいます。

また、行の高さはフォントサイズの1.5倍の高さに設定をすると更に見やすくなるかと思います。

タップ要素

ボタンやリンクをなどをタップする時に、近接しすぎていると誤タップに繋がる可能性があります。
その為、リンクやボタンは指でタップしやすいように、十分なスペースを確保する必要があります。

再生できないコンテンツは掲載しない

Flash形式などのコンテンツは、モバイル端末では再生できません。
モバイルサイトでは、このようなコンテンツは含めないようにしましょう。

表示速度

2018年7月9日にページの読み込み速度がランキング要素に含まれるとGoogleから公式発表されました。

その為、モバイルサイトの表示速度を改善することはとても大切なことです。

モバイルサイトの表示速度の確認は、「PageSpeed Insights」というツールで確認することができます。

このツールを利用することで、モバイルサイトのページスピードを測定することができます。
表示速度は0点~100点の採点で表示されます。
点数が高ければ高いほどページ表示速度が最適な状態だということになります。

また、サイトに改善の余地がある場合はこのツールから改善の提案が表示されます。
下記が「PageSpeed Insights」の使い方になるので、ぜひ読んでみてください。

モバイルフレンドリーかを確認するツール

では、モバイルサイトがモバイルフレンドリーかを確認するためには、どうやって確認すれば良いのでしょうか?

そこで、モバイルフレンドリーかを調べるGoogleのツールを下記に2つご紹介します。
ぜひ、ご参考ください。

モバイルフレンドリーテスト

モバイルフレンドリーテスト

モバイルフレンドリーテスト

モバイルフレンドリーテストとは、Googleが提供する無料ツールです。
モバイルサイトにエラーがないかを確認することができます。

このツールでは、モバイルサイトのエラー内容が表示されます。

もしも、このツールでエラーが表示された場合、エラー内容を確認し、サイトの改善をした方が良いかと思います。

Search console

Search console

Search console

Search consoleでは、モバイルサイトのユーザビリティに問題がある場合、メールで通知してくれます。
通知がきたら、サイトのどの部分に問題が表示されているかを確認した方が良いかと思います。

まとめ

このように、モバイルサイトの需要が増加傾向にあること、モバイルファーストインデックス(MFI)などのアルゴリズムのアップデートについて説明してきました。

これらを踏まえると、すぐにモバイル対応しなければと思うかもしれませんが、その必要はないかと考えます。
Googleの検索エンジンの評価基準は、PC版サイトだけの場合、PC版をインデックスして評価をするというアルゴリズムです。
急いでモバイル対応しても、そのモバイルサイトがモバイルフレンドリーでなければ、PCサイトの検索順位まで下がってしまう可能性があります。
まずは、PCサイトに適切なSEO対策を行い、そこからの反響を伸ばした方が良いかと思います。

「モバイル対応はした方がいい」という趣旨の企業のサイトやブログを多く見かけますが、新しくWeb担当を任された方やこれからなる方は、情報に翻弄されずに正しい判断を取っていくことが大切です。

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