2017/8/8

Web制作に欠かせないWebライティングのコツ

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Webサイトにコンテンツを作成する時に、まず何を考えて文章を作ろうとしますか?
書くことが苦手な人や書き方が分からないと感じる人は、文章を構成するときに余計なことを考えてしまっていたり、考え過ぎてまとまらなくなってはいないでしょうか。

文章を作る際、もっともスッキリと考える方法が存在します。

それを今回、ふくだたみこさんの書かれた「SEOに強い Webライティング 売れる書き方の成功法則64」を元にご紹介したいと思います。

目次

コンテンツはロジカルに「総論・各論・結論」に書く

「総論・各論・結論」は文章構成の基本です。文章を書くことに苦手意識のある人はこの決まりに「うっ」と一歩引いてしまうかもしれません。この構成に慣れておくことが、伝えたいことを「正しく分かりやすく伝える為の基本になります。

また、SEOを意識したコンテンツ作りでは「1ページ=1キーワード」で書くことが鉄則です。ないしは、より多くのキーワードを求められます。そのために適した書き方が先述した「総論・各論・結論」となります。

以下の文章構成はロジカルライティングの典型的なフレームワークとしても有名です。

ロジカルライティングのフレームワーク

【図1】
webwritting_1

文章が苦手で仕方がない、と思っていいる人は、文章が下手なのではなく構成がそもそもぐちゃぐちゃになってしまっているだけです。そんな人ほど上記の構成で書いて練習することをお勧めします。
「総論はこう書こう」、「各論はどう展開させよう」、「結論のまとめ方はどんな風がいいか」と大筋を立て考えるとまとまった良い文章ができます。構成をじっくり考えることに慣れていきましょう。

パラグラフの基本形をマスターする

パラグラフとは、一つのテーマで集約された文章の集まりです。
まとまりのある内容をひとつに集めることで、いかにユーザーが読みやすくなるかを考慮します。
さらに言えば、パラグラフの前に見出しを付けテーマを明確にすることもできます。
もし書きたいものがいくつかありテーマが異なる場合は、パラグラフを分けて文章を作成しましょう。
テーマに沿う意識を怠ると、文章内で伝えたいことがブレてしまいユーザーに文章の意図を伝えることができなくなります。

以下の【例文1】がパラグラフの例になります。

【例文1】「名古屋城の歴史について」

名古屋城は、1612年に徳川家康が九男義直のために築城したとされます。
以降は徳川御三家の一つでもある尾張徳川家の城として名古屋城は活躍しました。
大阪城、熊本城とともに日本三名城に数えられ、大天守に上げられた金の鯱は、名古屋の街の象徴でもあります。
城の一部は昭和戦前期まで残存していましたが、名古屋大空襲によって大部分が消失してしまいました。戦後、多くの復元要請の声を受け、天守は復元されるに至っています。

「名古屋城の歴史について」のテーマに沿った形でできていますね。
では、次の【例文2】はどうでしょうか。

【例文2】
「名古屋城の歴史について」名古屋城は、1612年に徳川家康が九男義直のために築城したとされます。
この名古屋城を築城するにあたって、大活躍したのが有名な加藤清正です。
彼は、築城の名手としても名高く名古屋城を作る際も、その才覚を大いに奮い主人である徳川家康によく褒められたそうです。
以降は徳川御三家の一つでもある尾張徳川家の城として名古屋城は活躍しました。
大阪城、熊本城とともに日本三名城に数えられ、大天守に上げられた金の鯱は、名古屋の街の象徴でもあります。
城の一部は昭和戦前期まで残存していましたが、名古屋大空襲によって大部分が消失してしまいました。戦後、多くの復元要請の声を受け、天守は復元されるに至っています。

「名古屋城の歴史について」のテーマであったはずなのに、途中から現れた「加藤清正」というワードのせいでパラグラフの方向性が変わってしまいました。「名古屋城の歴史」から「加藤清正の活躍」になっています。
このように、関係のない文章を入れてしまうとパラグラフはわけのわからない構成になってしまいます。

【図2】
webwritting_2

図2のように、パラグラフの中に主題文、支持文、終結文を構成をしていけば
書いている途中で、異なるテーマが入り込むことはなくなります。

更に深めていくと、文章の最小単位であるパラグラフは「主題文」、「支持文」、「終結文」で構成されています。中でも「主題文」はパラグラフで伝えるテーマを宣言する役割を持ちます。その「主題文」を受け更に細かな説明をするのが「支持文」。締めの役割を果たすのが「終結文」です。

主題文
主題文にはパラグラフの最初に書き、パラグラフ全体でのテーマ(主題)を伝える役割があります。主題文だけを読めば、パラグラフ全体がどのような内容なのか、ある程度想像できるように書きましょう。
支持文
支持文には、主題文で書いたことを具体的に説明していく役割があり、主題文で書いた内容に関する文章を展開していきます。ここで注意なのが、主題文と関係のない話題を書かないことです。違うテーマに触れたい場合は、また違うパラグラフを作ってそちらに書くようにしましょう。
終結文
終結文は、文字通り最後のまとめをする役割を担っています。
締めの文を入れることでパラグラフ全体が引き締まるので、一気に文章として立体的に仕上がります。ただ、総括的なことを書くので支持文との内容の重複を避けるようにしてください。同じサイト内の、同じページに似たような文章があるのは検索エンジンからミラーサイトと認定される可能性が高くなります。重複することで、内容がくどくなるのは文章的にも美しくありませんので、場合によっては終結文は省略しても大丈夫です。

ロジックツリー

【図3】
webwritting_3

上記のロジックツリーを元に下記の【例文1】を作成しています。

主題文の書き方について

【例文1】
名古屋の名物料理と言えば、小倉トースト、味噌煮込みうどん、ひつまぶし、が有名です。

主題文にはテーマと補足ワードを入れます。

上記の場合だと「名古屋の名物料理」がテーマで、「小倉トースト、味噌煮込みうどん、ひつまぶしが有名」がテーマを説明するための補足ワードとなります。補足ワードには、「パラグラフで、テーマについてどの範囲のことを書くのか」ということを宣言する役割があります。名古屋の名物料理だけですと、範囲が幅広くなってしまうので、その後に続く補足ワードで何について書くのかを述べます。

この文の場合、「名古屋の名物料理について、小倉トースト、味煮込みうどん、ひつまぶし」のことに絞り込んで書くことを宣言しています。この主題文を読んだユーザーは誰もが、おおよその展開を予想することができるようになります。

次に、図3のロジックツリーを元に書いた【例文2】を読んでみましょう。

【例文2】
≪主題文≫
名古屋の名物料理と言えば、小倉トースト、味噌煮込みうどん、ひつまぶし、が有名です。

≪支持文≫
小倉トーストとは、厚めに切った食パンにバター、小倉餡を乗せトーストしたもので、発祥は大正10年ごろかつて名古屋市の栄地区に存在した「満つ葉」という喫茶店とされています。今現在でも、提供してくれる喫茶店や、菓子パンとして販売している会社もあります。長い間、地元の人には喫茶店での軽食として親しまれています。

≪支持文≫
親しまれているといえば味噌煮込みうどんでしょうか。古くから名古屋の郷土料理として大切にされてきました。固ゆでのうどんに独特の赤みのある豆味噌(赤味噌)をたっぷり使用した濃厚な鍋料理です。赤みのある出汁と、固い麺のインパクトからか敬遠する人も多いですが、慣れればクセになる味です。

≪支持文≫
安価で親しみのある小倉トーストに、伝統の味噌煮込みうどん、そして次は地元名古屋の人もあまり口にすることのできない高級品・ひつまぶしについて紹介します。ひつまぶしは、蒲焼きにしたウナギの身を切り分け、お櫃などに入れたご飯に乗せたものです。まぶす、は乗せるという意味なので名前をひつまぶしと言います。他の地域の食べ方と違うのは、ワサビや海苔、ネギなどの薬味に、お出汁やお茶などが添えられて提供されるため、好みに合わせて色々な食べ方ができるとこです。取り分けたご飯に掛けたり、お茶漬けにすることにより、味の変化を楽しみながら食べることができるようになっていいます。

≪終結文≫
名古屋は風変わりな食べ物が多く、他県の人からは馴染みにくいとしばしば言われます。しかし、名物になるには理由も歴史もあります。今回、ご紹介したのはほんの一部ですが、他にも自慢の料理がたくさんあります。すべて食べるのは骨が折れることでしょうけれど、興味があるようなら是非他の料理も調べてみてください。きっと、あなたに合う料理が見つかるはずです。

冒頭の主題文に続けて支持文が展開され、最後が終結文があるパラグラフになりました。
ロジックツリーの通りに作ろうとすると堅苦しい印象になってしまう場合があるので、例えや前後の文章を補助する構成にしてもいいかもしれません。
あまり崩してしまうとテーマから逸れてしまう危険性もあるので、そういった点に注意してください。

ユーザーに好かれるポジティブな文章作成を行う

人は誰でも悪い印象のある文章よりも、気持ちの明るくなれる文章の方が読みたくなります。
ポジティブライティングに必要なことは「最後まで読んでもらうこと」です。
ポジティブ表現とは、前向きで、積極的かつ能動的な文章の書き方を指します。
せっかく書いても最後まで読んでもらえないのは非常に残念。
読んでもらうためにもユーザーのサイドに立った、ポジティブな表現を心がけることが大切です。

下記が、その例文になります。

否定文を使わない

【例文1】
当社では、土日・祝のメール対応はしておりません。

正しく、わかりやすく、簡潔かと問われれば正にそうです。
説明書やマニュアル書のような文書の場合なら、回りくどい表現をせず上記のように必要最低限だけを書く方がよいとされます。しかし、インターネット上に掲載した場合、様々な読者がいることを考えれば「~~していない」という否定表現にしてしまうと冷たい印象を与えてしまいます。

次に、下記の【例文1改善】を見てみましょう。

【例文1改善】
平日の9時から17時までメール対応をしております。
平日、17時以降、及び土日に受け付けましたメールについては、
翌営業日9時以降からの対応となります。

改善後の方が、具体的でポジティブな表現になりました。伝えたいことだけではなく、ユーザーに先の行動を促すような文章を考えるもの立派なWebライティングです。読む相手のことを常に考えて作るのが、インターネットなのです。

受動態を使わない
ポジティブな文章を書くために、受動態よりも能動態を使うようにしましょう。

下記がその例文になります。

【例文2】
当社は、来期より電子事業の撤退が決められた。

「~~られた」という受動態の形にしてしまうと、
決めたのは「当社」であるにもかかわらず、どこか他人事です。
日本人独特の感性なのか、私たちは曖昧な表現を好みます。
次に、下記の【例文2改善】を見てみましょう。

【例文2改善】
当社は、来期より電子事業からの撤退を決めた。

受動態から、能動態に変更することでポジティブな印象の文章ができ上がります。
このことで「当社」の決断からは強い意志を感じるようになりました。
強めの言葉を使うことで、ユーザーを不安にさせない言葉の使い方ができるよう工夫しましょう。

情報収集術と著作権のルール

コンテンツ制作には情報取集が欠かせません。
なぜなら、サイトのコンテンツは世界中のユーザーが読むことを想定しているからです。
多くのユーザーが読むコンテンツに正しくない情報が掲載されていた場合、サイト自体の信頼度にも関わりますが、ユーザーに間違った情報を与えてしまうことが問題です。
または、作ろうとしているコンテンツに、似ているコンテンツが既に存在しないか、
そのコンテンツとの違いを出すためにはどうするべきなのかを考えるためにも情報収集は大切です。

情報収集に必要なこととして以下のことが挙げられます。

Webライティングにおける情報収集の方法

専門家に聞く
専門の情報についてはインターネットや書籍で調べることもできますが、「正しいか」「最新か」などについては素人では判断がつかないことがあります。

そのため、自身の知り得る範囲以上に知識・情報を得たい場合は、その道の専門家に話を聞くなどをしてコンテンツを作りましょう。

また、コンテンツに専門家の名前や、プロフィール等を掲載できるとより説得力のある内容になります。
掲載する場合は、掲載許可を取ることを忘れないようにしましょう。

書籍・雑誌
情報収集をするならインタ―ネットは便利で欠かせない存在ではありますが、その情報には注意が必要になります。
インターネット上の文章は誰が書いているかも不確かで、書いてあることに根拠があるとは言い切れないからです。

その点、書籍や雑誌等のメディアであれば出版社、編集者の何人もの人の手を通過してきた情報である分、信頼度が高いです。
書籍や雑誌等には著作権があるので、そのままコンテンツ化することはできませんが、情報収集の方法として書籍・雑誌は非常に有益であると言えます。

インターネット
先にも述べましたように、インターネットの情報には信憑性や真偽にばらつきがあります。
しかし、インターネットも大事な情報収集のツールです。
正しい情報を探す際は、以下のような注意が必要になります。

【一次情報にあたる】
一次情報とは、探している情報を掲載しているサイトの管理人が、「直接見たこと」「実施したこと」「思考していること」などを生み出しているのか否かについてです。

二次情報は、誰かが言っていた、テレビ・書籍に書いてあったという情報のことです。
インターネットには二次情報、三次情報はいくらでも溢れ返っていますが、そういう情報には変化するに従い内容が違っていたり、大切なことが書かれていなかったりします。インターネットを活用するなら必ず一次情報を探すようにしましょう。

【最新情報を探す】
インターネット上の情報は、古いものから新しいものまで、順列に関係なく掲載されています。検索するときは「期間指定」を行えば、指定した期間にアップされた情報だけを検索することができます。図4を参考に検索してみてください。

図4
webwritting_4

まとめ

Webライティングとは優良な情報を効果的にユーザーに伝える技術です。
と、同時にサイトに掲載する文章は、サイトに必要な情報を、ユーザーのことを考えながら書くことでもあります。
インターネット上には常に読み手がいることを忘れずに、ライティングのテクニックを向上させましょう。

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