2017/8/8

ベニスアップデートで変わるモバイル検索のこれからと対策

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ベニスアップデート

少し前の話ですが、2014年12月にGoogleでベニスアップデートと呼ばれるアルゴリズムが更新されました。
ペンギン・パンダアップデートはご存じの方も多いですが、「ベニスアップデート」については取り上げられる機会が少なく、よくわからないという人も多いのではないでしょうか。

そこで今回、2015年のモバイル検索を大きく変えることになった「ベニスアップデート」について紹介していきます。

ベニスアップデートとは

ベニスアップデートは、ユーザーの現在地情報を元にした検索結果を表示するアルゴリズムです。
ユーザーが現在いる場所を元にした検索結果を表示することにより、よりユーザーの求める結果を表示できるようになりました。
日本では2014年12月に反映されたと思われる検索結果の変更が見られましたが、Googleからの明言はされていません。
しかし、現状では2014年12月にベニスアップデートの更新がされたとの見方が強く、実際に検索結果にもベニスアップデートと思われる検索結果が反映されるようになっています。

ベニスアップデートの検索例

一番わかり易いのは、スマートフォンで検索してみることです。
例えば、名古屋のオフィス街である丸の内で「ランチ」と検索した場合、表示されるのは丸の内周辺、あるいは少し離れた栄辺りの店舗情報になります。
しかし、丸の内から離れたカフェの多い町「八事」で同じように「ランチ」と検索した場合、丸の内で検索した時とはことなり、八事を中心とした検索結果が出るようになっています。

ローカルな内容でどこか分かりにくいかもしれませんが、この地域に特化した検索結果の表示こそ、ベニスアップデートの大きな特徴なのです。

ベニスアップデートとピジョンアップデートの違い

ピジョンアップデートは地域キーワードを含んだ検索の際に働くアルゴリズムです。
「名古屋 カフェ」といった様に、地域キーワードを含んだ検索をした際に、地図情報や地域データと関連した検索結果を表示する検索アルゴリズムです。

一方で、ベニスアップデートは、地域キーワードを含んだ検索でなくとも、検索をした際の現在地情報に基づいた検索結果を表示するアルゴリズムです。
例えば、「名古屋 カフェ」と検索せずとも、名古屋市内で「カフェ」と検索すれば名古屋市のカフェに関連する情報が検索結果に表示されるようになっています。
つまり、地域キーワードを含まない単体キーワードであってもローカル検索に対応ができるようになったのが、このベニスアップデートです。

どちらもローカル検索に特化したアルゴリズムですが、ベニスアップデートは特にスマートフォンなどモバイルデバイスでの利用が想定されています。

ベニスアップデートが与える影響

アップデートと言うだけあり、ユーザーや企業にも何らかの影響が生じます。
ただ、これまでの検索結果の除外や順位ダウンとは異なるユーザビリティーの向上ですので、そこまで警戒する必要はありません。

検索ユーザーに対する影響

どのアップデートでも検索ユーザーに良い影響を与えますが、今回は特にスマートフォンを持つユーザーを対象としたアップデートと言えます。
現在のスマートフォンの多くはGPS(衛星利用測位システム)を使った現在位置情報を把握できる機能が内蔵されており、Googleはこの位置情報を元に、最適な検索結果を出すようになっています。
これまでの的はずれな地域のサイトが表示されていた検索結果から、より検索ユーザーの現在地に近いお店がヒットするようになれば、検索エンジンの利便性は格段に上がるでしょう。

企業が受ける影響

一方、企業はより地域に特化したサイト作りを求められます。
ベニスアップデートによって最も恩恵を受ける業者は間違いなく、地方の小規模なお店や地方行政機関になります。
一方で、ただ商品の紹介だけを行っているサイトや、全国版の内容だけを載せているサイトには、今回のアップデートでは大した効果をもたらさないでしょう。

ベニスアップデートへの対策

ベニスアップデートの肝は「ローカルSEO」です。
つまり、地域に特化したSEOを行うことです。
そのためには次のような対策をおすすめします。

titleやhタグに地域キーワードを含める

titleタグや見出しであるhタグに地域キーワードを盛り込むことで、ベニスアップデートの恩恵を受けやすくなります。
例えばタイトルに「SEO対策するなら愛知/名古屋の○○」とあった場合、愛知や名古屋が地域キーワードとなります。

hタグへのキーワード挿入も大切ですが、とにかく入れればいいという物ではありません。スパム判定に引っかからないよう自然で意味の通る文面であることが大切です。

地域に関連したコンテンツの用意

地域に根ざしたサイトを作る以上、コンテンツも地域に関連したものでないとスパムサイトになりかねません。
支店がある場合は隠してんのホームページを作る、あるいは一社のみの場合は地域の情報についてブログやサイトを更新するだけでも、恩恵を受けられるでしょう。

これらの更新は地域をよく知るオーナーだからこそ出来るという点もSEOの観点からすると的を得ているのかもしれません。

ランディングページの用意

支店といった子サイトが多い場合、統括するランディングページを作ってから子サイトを作ることでより地域性を高め、子サイトからのユーザーを呼び込めます。
これは、アップデートの恩恵よりもユーザーの使いやすさに長けたサイトを心掛ける上でも重要です。

アンカーテキストに地域名を含める

ランディングページに関連する形になりますが、アンカーテキストに地域名を含めることで地域に対応したサイトと認識してもらえるケースもあります。

構造化マークアップの実施

名前、住所、電話番号の3つからなる「NAP表記」を必ずサイトに明記し、表記も揃えるようにしましょう。
ただサイトに書き込むよりも、schema.orgを使った構造化マークアップを用いることで、より反映されやすく且つ修正しやすいサイトに成るでしょう。

Googleマイビジネスの利用

かつてGoogle+ローカルと呼ばれていたものですが、現在はGoogleマイビジネスに名称が変わっています。
サイトと同じく、名前、住所、電話番号を登録し、サイトと関連付けを行うことで、よりGoogleマップの検索結果にも反映されやすくなります。
ベニスアップデートの強みを特に感じられる施策ですので、可能な限り行いましょう。

まとめ

以上、ベニスアップデートについて紹介してきました。
身も蓋もない話をしてしまうと、これまでビッグキーワードにこだわらず、ローカルSEOに徹してきたサイト作りを行っているサイト運営者なら特段大きな変更のない、むしろ恩恵が強いアップデートと言えます。

SEO対策で騒がれている記事を読んでみるとわかりますが、大抵はサイトの順位が大きく変動するパンダ・ペンギンアップデートの話題が主になっています。
しかし、ユーザーにとってみれば、ベニスアップデートもスマートフォンに最適化された検索結果を表示される大変影響力のある内容と言えます。

もし、ユーザー目線で対策を行うのであれば、このアップデートに大使て目を配るべきでしょう。
そして、ビッグキーワードにこだわらずローカルSEOに注力し、より身近なユーザーからのコンバージョンを得られるサイトに仕上げていきませんか?

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