2017/4/17

Webサイトの課題解決・アイデア出しに活用できるフレームワーク

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framework

コンテンツの企画、更新内容の作成、問題解決の為の仮説検証、競合調査等など、Webサイトを運用していくと様々な壁にぶつかる事は多いのではないでしょうか。
私の場合、一度悩み始めると思考があっちこっちに移ってしまい、思考がまとまるまでに膨大な時間がかかってしまう為、短時間で状況整理や課題解決のアイデア作成等ができるようになりたいといつも考えています。

今回は、そんな行き詰まりを解決する為に、私なりにWebサイトの運営に役立つアイデアフレームワーク・問題解決フレームワークについてまとめてみました。

目次

フレームワークって何?

知らない人にとって、フレームワークとはどんなもの?と首をかしげると思います。
和訳すると「枠組み」や「骨組み」を意味していて、プロが使っている技術や考え方のポイントを体系化し、基本の骨組みとしてまとめた物を指します。

言ってみれば、フレームワークはその分野に精通したプロでなくても、一定のレベルの人と同じような考え方やサイト制作が可能になるノウハウの固まりのような物の事です。

Webサイト運用に使えるフレームワーク4選

■ 考え方の基本「MECE」
MECE
↑お年寄りと言う要素は大人にも属している為、重複している事になる。
MECEは、Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの頭文字を略したもので、日本語で「漏れなく・重複なく」を指します。
フレームワークの利用の際にMECEが求められるのは、要素に漏れや重複があると全体像を把握できず、不完全な状態の結論や見逃しが発生する可能性が高くなるためです。
フレームワークを利用する場合の基本思考となりますので、覚えておいてください。

3C分析

3C分析

  • 目的:自社(サービス・商品)の立ち位置や方向性を把握するため。
  • 用途:Webサイトの方向性を明確にしたい時など。

自社と市場の関係を、顧客(Customer)競合(Competitor)自社(Company)の3つの視点から分析するフレームワークです。商品やサービスの課題を見つけるために様々な切り口から利用されています。

Webサイトの運用を行う場合、どのようなターゲットにどう打ち出していくか?と言う部分を悩む事があるかと思いますが、その際にも活用できます。
分析の順番と考える内容は以下の通りです。

  1. 顧客(Customer)
    • 人口の変化、物価や消費の変化、市場の成長性等の社会的な変化
    • 代替商品の出現、競合との資金力等の差等、市場が自社に与える影響
    • 価値観やライフスタイルの変化等、顧客ニーズの変化
  2. 競合(Competitor)
    • 競合他社のシェアや売上、強みの調査
    • 競合他社の販売経路や費用対効果、成功の要因等の調査
  3. 自社(Company)
    • 自社の強みからどのような価値を利用者に提供できるか
    • 他社でまねできない売りは無いか。売り方や方向性を考える。
    • ターゲット層や組織の体制からできる事を模索する。

顧客と競合他社の状態を把握し、そこから自社が提供できる内容を分析する為の分析が可能です。

マインドマップ

マインドマップ

  • 目的:情報の整理や新しいアイデアを生み出すため。
  • 用途:記事のアイデア探しや現状の把握など情報を整理したい時など。

マインドマップは、真ん中に書いたテーマを元に、樹形図のような形で、項目を書きだしていくフレームワークです。頭の中で考えている情報の整理や、テーマに関連した内容を網羅したい時に利用します。
また、出てきた情報から新たに新しいアイデアを生みだす事も可能です。
マインドマップは、テーマに関連した内容を次々と出していくため、自分が現状で考えていなかった事・忘れていた事などの情報も短時間で効果的に引き出していく事ができます。

更新内容やアイデア探しだけでなく、仕事などで似たような内容を延々と考えてしまう人や、興味の移り変わりが激しい人にも情報整理のツールとしてオススメです。

マンダラート
マンダラート
マインドマップでは、芋づる式に様々な情報を網羅していきますが、より短時間でアイデアを出したい人には、マンダラートと言うフレームワークがオススメです。
3×3マスの中央にテーマを書き、テーマから連想できる内容で周りの8マスを埋めます。深堀する場合は、書き出した8マスの内容を真ん中に配置し、またマンダラートを活用する事で無限にアイデアを引き出していく事ができます。

ロジックツリー

ロジックツリー

  • 目的:改善点と改善方法の洗い出しをするため。
  • 用途:Webサイトの課題について解決方法を模索する時など。

ロジックツリーは課題を起点として「なぜ?」と理由の質問を投げかけ、課題に対する原因の深堀りをしていきます。
課題に対して、次の層で直接の原因となる項目をピックアップし、さらにその原因はどこからきているのか?という形で、下層へと繋げていきます。
全ての項目に対して答えを出す必要はなく、課題の理由となりそうなポイントの深堀りを中心に行う事で、より根本的な原因が見えてきます。

同じ形のフレームワークで、仮説が本当に正しいかを確認していくイシューツリーがあります。こちらは、仮説を起点とし、「どうやって?」と手段の質問を投げかけ、仮説に対する解決策を提示していくことになります。

Webサイトの改善点を深堀する場合は、例えばPV数が伸びていないというテーマに対して、ユーザーの興味を把握できていない・アプローチができていない・記事の書き方が悪い等の原因を上げて深堀を進める形になります。

オズボーンのチェックリスト

  • 目的:固定概念にとらわれず、新しい発想・アイデアを生み出すため。
  • 用途:自分が思いつかない切り口からアイデアがほしい時など。

オズボーンのチェックリストは、一つのテーマについて、あらかじめ用意された9つの質問から考える事で、新しい用途・アイデアを練るために用いられるフレームワークです。

オズボーンのチェックリスト 9つの質問

転用:他の使い道はないですか?
現在あるテーマ・サービス・商品に対して、違う使い道は無いか?改善する事で新しい使い方ができないか?と言う切り口から考えます。(例:今までとは違うターゲットに向けた内容の作成・媒体の変更、Webコンテンツのマニュアル化等)

応用:他からアイデアが借りられないか?
他の良いアイデアをテーマ・サービス・商品に取り入れる事ができないか?と言う切り口から考えます。(例:雑誌の表現方法や、別業種の成功事例の活用、過去に取り上げられたテーマに対する自分なりの解釈を記事にする等)

変更:変えてみたらどうか?
色や形などの印象から、意味合い・とらえ方の変更など、変えられる要素が無いかと言う切り口で考えます。(例:文書のテイストやフォントを変えてみる、構造を変えてみる等)

拡大:大きくしてみたらどうか?
エリア・目的や意味合いを広くしてみたり、何かを新しく加えてみたりと言う切り口で考えます。(例:情報として不足している内容を追加してみる、ターゲットの対象を広げてみる等)

縮小:小さくしてみたらどうか?
エリア・目的や意味合いを狭めてみたり、一部の内容を削除してみたりと言う切り口で考えます。(例:対象者を限定した記事の作成や、説明をもっとシンプルにする等)

代用:他のもので代用できないか?
他の表現方法や製法、マニュアルなど代用できる物は無いかを切り口にして考えます。(例:同じテーマのサイトの表現方法を変えてみる、コンテンツをお客様から募集していく等)

置換:入れ替えてみたらどうか?
要素の並びや配置を変えてみる、新しい見せ方が無いかを切り口に考えます。(例:商品の順番を価格順から人気順に変えてみる、新着情報や店舗情報の位置を上にもっていってみる等)

逆転:逆にしてみたらどうか?
考え方や時間、向き、ターゲット等、当たり前の要素の逆を使えないかと言う切り口で考えてみる。(例:朝更新のサイトの更新時間を夜にしてみる、デメリットをコンテンツ化してみる、失敗事例のコンテンツを入れてみる等)

結合:組み合わせてみたらどうか?
二つ以上の考え方や古い物と新しい物の融合、セットでの扱い等、組み合わせを切り口にして考えてみる。(例:SNSとコンテンツの連携、実店舗とネットとの連携、高齢者カップル等のターゲット要素を組み合わせてみる等)

オズボーンのチェックリストでは切り口が決まっている為、アイデアを出す事に集中ができ、また無意味と切り捨ててしまいやすい内容もアイデアとして出やすくなります。
質問事項の9つの項目は、アイデアとして成功した要素をフレームワーク化したものなので、ヒット商品等から9つの質問のどれを使ったのか?と言った逆の考え方をしてみるのも、アイデアを生み出す思考力が磨かれやすくなる為オススメです。

Webサイトの運営で悩んだら……?

Webサイトの運営は、答えがある物ではありません。
ライフスタイルや考え方、世論、流行など、時間と共に移り変わっていきます。
時代の流れに追いつくために、素早い情報収集と情報の整理・活用が鍵になっていきます。フレームワークの活用は行き詰った時の救世主になると思います。

フレームワークは、活用する事で問題にぶつかった際に悩む時間を大きく減らす事が可能になります。一方、誰にでも使いやすいように体系化されている為、似たようなアイデアを生み出してしまう可能性も含んでいます。
似たようなアイデアになってしまいそうな場合は、Webサイトを持つきっかけに立ち返る事を心がけてみましょう。

  • Webサイトのゴールはどこにあるのか?
  • Webサイトで伝えたい事は何か?
  • 何のために運営しているのか?

開設したきっかけや方向性と、フレームワークを用いて出したアイデア照らし合わせ、Webサイト運営のヒントを掴んで頂ければ幸いです。

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