どっちを取る??UIとSEO

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どっちを取る?

目次

UIとは

Whatisui
UIとは「User Interface」の略で、「Interface」は和訳すると「二者間の境界面」「接点」という和訳になります。
つまり、UIとは私たちユーザーとコンピューター上のシステムの境界にあるもの、たとえばキーボードやマウスで文字入力やクリックなどの動作、スマートフォンならばタップ、フリック、スワイプなどの動作によって作業を完了できるソフトウェアやOSの機能を指します。

Web制作でのUIは、具体的にはサイトを構成する「フォーム」「ボタン」などを指すことが多く、このようなWebサイト上のパーツデザインを総括して「UIデザイン」と呼びます。

数年前までは立体的で写実的な細部の装飾に凝ったリッチなデザイン、「リッチデザイン」が主流でしたが、昨今のUIデザインのトレンドは余分な要素をできる限り省いた「フラットデザイン」に移行している傾向にあります。

リッチデザイン例…Macのカレンダー
フラットデザイン例…近年のGoogleサービス,WindowsPhone

フラットデザインのメリットとしては、余計な装飾を排除することにより、ユーザーにとって使いやすい、また全体的に配色が色とりどりになり、ポップな印象を与えることができる、
制作者側としても、装飾がないので作りやすいといったものがあります。
一方、フラットデザインのデメリットとしては、すべてがフラットな見た目になってしまうとボタンとしての機能が視覚的にわかりづらく、ユーザーを戸惑わせてしまう可能性があるということです。

メリット 使いやすい,ポップな印象を与えられる,作りやすい
デメリット すべてがフラットで視覚的に機能を認知しづらい

ユーザビリティの権威であるヤコブ・ニールセン氏はWindows8のUIについて「立体的な表現を廃したフラットなUIでは、どこを押すことができるのか、
あるいはどこに文字を入力できるのかわからない」と指摘をしています。

ヤコブ・ニールセン氏 Twitter
https://twitter.com/jakob_usability

「UI」に似た言葉で「UX」という言葉がありますが、こちらは「User experience」の略で、主にシステムやサービスを通じてユーザーが体験したことにより生まれる、
「楽しさ」「不快」「快適」などの感情を「UX」と呼びます。「UX」と「UI」は似た言葉ではありますが、全く違う意味を持っているので、注意が必要です。

Googleの求めるUI

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Googleは「Material Design」というUI設計・導入方法などを提示したガイドラインを作成し、すでに日本語版のページも用意されています。
このガイドラインでは、昔から存在するデザインの根本原則と、これからの新たな科学技術の革新性を融合させることで、「視覚的な言語」を作り出すことを目標としています。

Material Designの3つの基本原理は以下の通りです。

・マテリアルはメタファー(比喩)である
・大胆で生き生きとした意識的なデザイン
・動きには意味がある

詳しくは以下のリンクを参照ください。

Material Design
https://material.io/jp/guidelines/

UIがSEOにもたらす効果

サイト作りは検索エンジン視点を優先すべきか、それともユーザー視点を優先すべきか…
悩ましき問題ではありますが、それはサイトの目的や、サイトのレベルに合わせて選択肢は変わってきます。
ただ、あくまでGoogleが最も重視しているのは「情報コンテンツの品質」です。
ユーザー体験に関しては、著しく損なうことがなければ大丈夫ということなので、まだ情報コンテンツの品質が低いサイトは、質の高い情報にすることが大切です。

どのような方針で質の高い情報を作っていけばよいのかは、Googleのガイドラインを参考にするとよいでしょう。

Googleのガイドラインには「ウェブマスター向けガイドライン」と「検索品質ガイドライン(Google General Guidelines)」があります。

ウェブマスター向けガイドラインでは、Googleが「これだけは最低限守って欲しい」マナーを示しています。このウェブマスター向けガイドラインに反すると、現時点でのSEO評価に支障が発生する場合があります。

一方、検索品質ガイドライン(Google General Guidelines)ではGoogleの考えるウェブサイトのあるべき姿、理想像を示しています。つまり、このガイドラインに従うことが長期的なSEO対策として有効なものになります。

ウェブマスター向けガイドライン
https://support.google.com/webmasters/answer/35769?hl=ja
検索品質ガイドライン
https://valueagent.co.jp/blog/2959

まだまだクローラーはUIをSEOの評価に入れるところまで来ていませんが、UIが改善されているサイトは自ずと滞在時間や回遊率など他の指標の評価が向上し、SEOにも良い影響を与えると思われます。
といっても、UIに取り組むべきレベルまでサイトが成長したら本格的にUIに取り組む選択でも全く遅くはないし、それまではSEOで上位表示するような有用なコンテンツを育むほうが優先順位の高いタスクでしょう。ただ、コンテンツを増やしていく際にはボタンの配置やリンクの階層やカテゴリ分けなどには気を配ってサイト構成を考える程度の配慮は必要です。

MFIによる影響

MFI(モバイルファーストインデックス)により、今後サイト単位でのモバイル対応が必要となってくるのは周知のことと思います。
デバイスの多様化により、さらにUX・UIが重要視されています。どのデバイスで見ても、しっかりときれいにサイトが表示されるか?サイトの表示速度は遅くないか?
UX・UI設計によるサイト内でのユーザーの行動指標がSEOにも影響してくることとなります。
つまり、MFIによってさらに今後モバイルでのUIを気にしていくことが課題です。

まとめ

私たちの目標はユーザーに「ストレスなく」はもちろん、快適に目的の情報にたどり着けるサイトを作ることだと思います。
UIを重視するか、SEOを重視するかはサイトの規模によって分けたほうがよいでしょう。
たとえば、まだサイトのコンテンツが皆無の状態でUIに取り組んではいけません。まずは、ユーザーに提供するコンテンツを増やす方が優先です。
一方、SEO対策のために大量のコンテンツを用意できていたとしても、サイトの中でユーザーが目的の情報にたどり着くことができず、迷子になってしまったら意味がありません。
確かにデザイン面が充実することで、付加価値の向上を図ることができますが、まずは原点に返ってユーザーが求めているものは第一に「情報」であることを忘れてはいけません。
UIはユーザーが求めているその「情報」をストレスなく提示する一つの手段であって、いくらUIが素晴らしくても情報価値のないサイトはSEOで評価されないので、小中規模サイトを運用している方はまずは情報価値を高め、それからUIに取り組むのがよいと思います。

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