弊社求人サイトのリニューアルに携わってSEOの僕がしたこと

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未経験歓迎!名古屋のWeb制作求人-リカオン株式会社-【LYKAON】 2015-08-20 13-15-05

少し前の話なんですが、6月に弊社のWeb求人サイトがリニューアルしました。
そのリニューアルプロジェクトに僕も携わらせて貰ったので、その時の話をしようと思います。

リニューアルのきっかけ

リニューアルのきっかけとしては、単にリニューアルをして欲しいとのことで声をかけて頂いたんですが、その時公開していたサイトは突貫で作ったこともあり、割と簡素な作りでした。当時求人に悩んでいたこともあり、もっとクオリティの高いサイトにして人を集めなくてては、という思いでリニューアルが始まりました。

僕のポジション

知っての通り、僕はSEOの人間なので基本的にデザインやコーディングに関してはタッチしていません。
僕が担当したのは次の事項です。

  • ペルソナの設定
  • カスタマージャーニーマップの作成
  • サイトの方向性の決定
  • コンテンツマトリクスの作成
  • サイトマップの作成
  • テキストライティング
  • 構造化マークアップ
  • 全体のクオリティチェック

デザインやコーティングに関しては社内にもっとプロフェッショナルな人がいるので、そちらに担当してもらっています。

ペルソナの設定

今回のリニューアルは制約があまりなく、自由にやらせて貰えたので、しっかりとしたものを作ろうと思い、ペルソナの設定から始めています。

LYKAON WEB求人サイト ペルソナ
こんな感じに、架空の人物像を作り上げ、その人の為のサイトを作ることを目指すわけです。

今回、求人サイトのメインターゲットとして特に設定したかったのが、Web関連のスクールに通っていてHTMLやCSS、ひと通りのグラフィック使用経験があり、戦力として期待ができる人物でした。そのため、過去にWebスクールに通っていた経験のある僕や、一緒にリニューアルに携わっていたコーダーさんをモデルに、簡単なペルソナを作成しています。

他に、第2のターゲットとして、上のペルソナよりもさらに経験度の少ない、職業訓練校に通っていて、かろうじてHTMLとCSSがわかり、かろうじてPhotoshopを使って簡単なバナー作成が出来る力量の人物も別途設定しています。(ここでは掲載は略)

ただ今回、後者の第2ターゲットに関しては別途Web初心者向けのランディングページが存在しているので、住み分けをする意味でも前者のターゲットをこのリニューアルサイトでは特に重視しています。

この時点で、ペルソナを作成することで特性の異なる2者に向けてあれもこれもとならずに、サイトの方向性を明確に定めることができました。

カスタマージャーニーマップの作成

設定したペルソナを元に、それぞれのペルソナが時系列に基づきどのように行動をしていくのか。
サイトの訪問前、訪問中、訪問後という時系列での行動とその心情を描いていきます。

ジャーニーマップ

これに関しては、リニューアル前のサイトを元に、ジャーニーマップを作成しています。
リニューアル前のサイトのジャーニーマップを作成することで、現状の問題点を把握することが大きな目的です。

Googleスプレッドシートで作成していてかなり簡素な形なのですが、基本的にジャーニーマップの「作品としての完成度」は全く不要です。
サイトの問題点やユーザーの行動パターンを想定できれば良いわけです。(チーム内等での共有性に優れる為、僕はスプレッドシートを愛用しています)
ちなみに、こういったカスタマージャーニーマップでは一般的に「訪問前」「訪問中」「訪問後」といった具合にエリア分けをするのですが、この時はそれも省いています。(本当はあまり良くないかもしれないですね)
一般的なカスタマージャーニーマップというのはこういうものです。

ただ、簡素ながらもカスタマージャーニーマップを作成することで、「仕事内容の説明に部署名は不要」「流し読みに耐えられるライティングになっていない」「ここで働きたい、楽しそうという要素が薄い」といった様々な問題点が見えてきました。

この問題点を、リニューアルサイトでは改善するべく、サイトのデザインや内容を決めていくわけです。

サイトの方向性の決定

ペルソナとカスタマージャーニーマップを作成したことで、どんな人に見てもらいたいのかや、抱えていた問題点がわかりました。

まず今回、主軸となってくるペルソナは、未経験者ながらもある程度の知識・実力があることを前提としているので、それなりにモダンデザインで且つ実務未経験でもOKということを謳っておく必要があります。どういった職種を募集しているのかも早い段階・・・つまりトップページで見せておきたいところです。
この時点で、シングルカラムでフラット(風)デザイン、トップページに各部署の簡単な概要を入れることを決めます。

次に、リニューアル前の大きな問題であった「ここで働きたい、楽しそうという要素が薄い」という点に関しては、各部署の社員のインタビューが必要不可欠です。勿論、人物像がわかるように顔写真もです。
また、SEOのことを考慮すると、全体的に内容が薄くなりがちな求人サイトの中で、非常に内容の濃いコンテンツとなるので、重要度はとても高く、絶対に必要なコンテンツとして位置づけました。

コンテンツマトリクスの作成

大まかなサイトの方向性が決まったので、コンテンツマトリクスを作成し具体的な掲載内容を決めていきます。(これは後述のサイトマップ作成と並行して作業を行っています。)

コンテンツマトリクス

コンテンツマトリクスで決めたこと

  • どんなページを用意するか
  • ページ名
  • 各ページの内容
  • ファイル名称
  • 補足(参考サイト等)

同一カテゴリに属する項目は色分けすることで、わかりやすくしています。

人によるかもしれませんが、僕の場合はファイル名もこの時点で決めてしまいます。
勿論その通りにいかないこともあるかもしれないですが、ある程度の指針を作っておくことで、後になって「なんでこんなファイル名?」ということになってしまうのを防ぎます。
この時も、コーダーさんからの指摘もあって若干ファイル名称を変更した箇所があります。

また、このリニューアルサイトではユーザーの閲覧性を向上させるために、メガナビゲーションの導入を予定していたので、それぞれのページからどこのページにリンクさせるのかも、このコンテンツマトリクス内で指定をしておきます。

前述のカスタマージャーニーマップで、「仕事内容の説明に部署名は不要」という問題点が把握できていたので、リニューアルサイトでは部署名は使わず、職種名をページ名称として採用しています。同時に、「コーダー」や「ディレクター」といったキーワードでのSEOも狙うという目的もあります。

サイトマップの作成

サイトマップ

サイトマップの作成は、コンテンツマトリクスの作成と並行して行っています。
サイトマップの作成には無料オンラインツールのCacooを使用しています。

今回はコンテンツマトリクスを主軸に作成し、サイトマップに関しては簡易的にサイトの階層構造を把握するために用意しています。

(※この時掲載を予定していたコンテンツがあったのですが、ボツになったので隠しています)

テキストライティング

今回はリニューアルだったので、使える内容はそのまま流用しているのですが、新しく追加したコンテンツや、改善を図る必要がある部分に関しては僕の方で書き起こしています。
特にこれと言ったことはしていないですが、Webの求人サイトということで「グローバル感」のあるような文書表現には配慮しています。

構造化マークアップ

構造化マークアップも勿論しています。
今回はJSON-LDとmicrodataを混在させる形で記述をしています。
サイト全体に渡って共通する部分はJSON-LDで、コンテンツごとにマークアップが必要な部分はmicrodataを使用しています。

今回、初めて「JobPosting」という型を使用しました。
使用したのは募集要項のページです。

他にも、PersonOrganizationWebPageといった型を使用しています。

全体のクオリティチェック

最後に、全体のクオリティチェックをしています。
デザインとコーディングに関してはそれぞれデザイナーとコーダーが担当しているので、それらに不備がないか念の為確認しています。
今回のリニューアルでは大きな修正点は特になく、ほとんどそのままOKということで公開に至っています。
ただ、ちょっとした事情により、当初構想にあったものの実装が出来ていない事が幾つかあるので、今後の課題としてタイミングを見て、また改善を図って行く予定です。

おわりに

さて、いかがだったでしょうか。
見て頂けたらおわかりのことと思いますが、ほとんどSEOに関わるようなことはしていません。
勿論Search Consoleに登録や構造化マークアップくらいはしましたが、順位を上げるために何かをしたりはほとんどしていません。が、リニューアル後それなりに良好な結果を出してくれています。

SEOの知識を持った上で、そこからどうWebサイトを改善していくのか。その為にどんな手法を用いるのか。今回それが重要だったと思います。
そして、これからのSEO業界に必要な力です。

今回Webサイトの改善を実例を踏まえて紹介してきましたが、参考にして頂ければ幸いです。

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