重複コンテンツ/コピーコンテンツによるSEOへの影響と対策

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クライアントワークでSEO対策を行っていると、しばしば問題になるのが重複コンテンツです。コピーコンテンツなんて呼ばれたりもしますね。

SEO対策をそれなりにやっているはずなのに、中々順位が上がらないという場合は、重複コンテンツによる問題が生じている可能性があります。
今回、しばしばSEO対策の障害となる重複コンテンツ(コピーコンテンツ)について、SEOへの影響とその対策方法をご紹介したいと思います。

重複コンテンツとは

同一サイト内または異なるサイト間で、コンテンツの内容が全て、またはほぼ同じである状態のコンテンツのことを重複コンテンツと呼びます。

よくあるケース

重複コンテンツは、以下のようなケースでしばしば発生します。

  • 大手通販サイト等に掲載されている商品説明文を、丸ごとコピーして自サイトの商品説明文に流用している
  • ドメインが異なる複数サイトを運営しており、掲載内容がほぼ同じ
  • 通販サイトでサイズや色違いの商品ページが複数あり、その商品内容が全て同じ

重複コンテンツによって生じる問題

重複コンテンツが存在していると、サイトの評価が下がってしまう場合があります。

これは、重複する内容のコンテンツを検索結果に表示しても、検索ユーザーにとっての利便性がないからと考えての措置のようです。
検索の品質に関するアルゴリズムであるパンダアップデートが実施されて以降、それは顕著になってきています。

また、同一サイト内で重複コンテンツが存在する場合、複数のURLが存在することになるので、本来1つのURLに対して集まるべき被リンクが、複数のURLに分散されてしまいます。
本来得られるはずであった評価を下げてしまうことになるので、とても勿体無いことです。

ペナルティーではない

重複コンテンツは、そのサイトの評価を下げることに繋がります。
ただし、勘違いしやすいのですが、重複コンテンツはペナルティー対象ではありません。

順位が落ちてしまうと、ついペナルティーを疑いたくなってしまいますが、ペナルティーは悪質なスパム行為に対して与えられるものであり、Googleは重複コンテンツをスパム行為とは捉えていません。

GoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏によれば、「重複コンテンツは当たり前に存在するものであり、それを全てスパムとして捉えることはない」とのことです。

つまり、重複コンテンツというのは確実に存在するものなんだ。ブログ記事の一部を引用してそのブログへリンクを張ることとかも当てはまる。

したがって重複コンテンツが起こるとどんな時でもスパムになるというのは事実じゃない。もし重複コンテンツがすべてスパムだと決めつけてしまったら、検索品質を上げるというよりも損なってしまう結果になってしまうだろう。

勿論、悪質な行為として悪用・乱用をした重複コンテンツであればスパムとして扱うこともあるようですが、通常発生してしまうような重複コンテンツであれば、スパムという扱いにはなりません。

重複コンテンツへの対策

重複コンテンツには、状況に応じて次のように対応をします。

同一サイト内での重複
  • canonical
  • リライト等、コンテンツ自体の修正
  • 不要なページの削除
複数運営サイトでの重複
  • canonical
  • 301リダイレクト
  • リライト等、コンテンツ自体の修正
  • 不要なページの削除
他サイトからコピーしてきたコンテンツ
  • リライト等、コンテンツ自体の修正

canonical

canonical

重複するコンテンツに対して、rel=”canonical”の指定をすることで、オリジナルなコンテンツのURLを明示します。

重複コンテンツにあたるページの<head>内に、オリジナルのコンテンツが存在するURLを次のように指定して下さい。

<link rel="canonical" href="http://www.original.com/original.html">

※canonicalによる指定は、同一サイト内でも、別ドメインの外部サイトであっても可能です。

301リダイレクト

301redirect

301リダイレクトでも対応が可能です。
ただし、この場合はリダイレクトになるので、当然ながらリダイレクト前のページは見れなくなってしまいます。
同一ドメイン内でも使えますが、こちらは異なるドメイン間で使用するケースが多いかと思います。

301リダイレクトを使用する場合は、.htaccessファイルを作成し、次のように指定を行って下さい。(※ファイル名などは適宜変更して下さい。)

RewriteEngine on
RewriteRule ^copy_page.html$ http://www.example.com/original_page.html [R=301,L]

「copy_page.html」にアクセスがあった場合に、「http://www.example.com/original_page.html」に301リダイレクトさせる、という内容の記述です。
同一ドメイン内でも、別ドメインであっても指定が可能です。

301リダイレクトについてはこちらの記事も参考にして下さい。
.htaccessを使った301リダイレクト記述方法

コンテンツ修正

内容が重複しないように、コンテンツ自体を修正します。
1つの方法として、リライトがあります。
内容が重複しないように掲載している文章を書き換えていくだけですが、単純ながら中々労力のかかる作業にはなってきます。

リライト後、どの程度内容が重複しているか、ツールを使って確認をすると、より安心です。
重複度合いの確認には、以下のツールを使います。
Similar Page Checker

リライトの他には、重複するページを、1つのURLにまとめるように修正するといった方法もあります。

不要なページの削除

不要なページを削除するという方法もあります。
主に複数サイトを運営している場合やWebサイトをリニューアルした場合などに、旧サイトを消してしまうという方法です。

ただし、リダイレクトを行わずに削除だけをしてしまうと、SEO効果を引き継ぐことができないので、注意が必要です。
301リダイレクトが使用出来る場合は必ずリダイレクトも行うようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は、SEO対策でしばしば問題となる重複コンテンツについての紹介でした。
要点としては次のようになります。

  • 重複コンテンツとは、異なるURL間に存在する内容の同じコンテンツ
  • 重複コンテンツはペナルティにはならない
  • 対策にはcanonicalの指定、301リダイレクト、コンテンツ修正、ページ削除といった方法がある

参考

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コメント

  1. はじめまして。検索でたどり着きました。

    今日ブログ記事を公開しようとしていたら、うまくいかず、気がつけばまったく同じ記事が5件ほど公開されてしまいました。

    一つを残して残りは管理画面から記事を削除しましたが、何らかの措置がさらに必要でしょうか?

    以下のurlが残した記事で、まったく同じ記事が公開されていました。

    http://fukurinoyukidaruma.blogspot.jp/2016/07/freetelpriori3.html?m=1

    突然の質問で申し訳ありませんが教えていただけるとうれしいです。

    • 中嶋 瑛 より:

      スノーボールさん

      公開間もないのであれば、特にリダイレクト等は不要です。
      不要な記事の削除だけで大丈夫ですよ。

      公開後ある程度の期間が経ってしまい、検索エンジンにいずれも登録されてしまっている場合はリダイレクトなどの措置が必要ですが、公開間もないということであれば、特には不要と考えて良いでしょう。

      但し、投稿した複数の記事のURLを例えば誰かに伝えていたり、SNSへ拡散などをしているのであれば、アクセスできなくなってしまうので、リダイレクト等の措置をしておいたほうが親切かもしれませんね。

  2. 中嶋 瑛さん、コメントへの返信ありがとうございます。

    公開後の時間経過によって対応が変わるのですね。今回は特に措置は不要だとのことで安心しました。

    突然のコメントにもかかわらず、丁寧に教えていただき本当に感謝、感謝です!

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